日本のSI(システムインテグレーション)/SES(システムエンジニアリングサービス)業界では、多重下請け構造が一般的になっています。
この構造により、日本のIT分野の成長を阻害する深刻な課題が生じています。
私たちは、以下のビジョンを掲げ、多重下請け構造の解消を通じて課題を克服し、日本がITの先駆けとなる未来を目指します。
非効率な構造を見直し、ビジネスの理想を実現できるIT環境を提供する。
多重下請け構造のもとでは、最終的にシステムを開発するエンジニアと発注企業の間に複数の企業が介在します。
このため、エンジニアはお客様と直接コミュニケーションを取ることができず、発注企業の意図が正しく伝わりにくくなります。
例えば、大規模なシステム開発において、
このような「伝言ゲーム」によるコミュニケーションロスが、IT投資の効果を大きく低下させる要因となっています。
適正な報酬と働きがいのある環境を整え、エンジニアという職業の価値を高める。
多重下請け構造により、発注企業が支払う金額の大部分が中間業者の取り分となり、実際に働くエンジニアにもとへは半分以下になることも珍しくありません。
このような状況が続くことで、国内のIT産業の競争力低下にもつながる恐れがあります。